アオゾラホワイト
  



テキサスで翻訳をしながら主夫をしている元地質学者のブログ。
by tomo-hyo
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アメリカと日本と生クリームとベーコン
アメリカと日本の食材を比べて値段が大きく違うものがある。
一つは生クリーム。日本だとネットでは200ccで350円ぐらい、1Lで1000円を超える。(参考
でも、アメリカだと、200ccちょいが$1.70、1Lが$5.80程度。日本に比べると値段は半額ぐらい。
これは何でだろうとずっと思っていて、調べた。
一番飲まれるミルクの種類(脂肪率)が理由らしい。
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ちょっと古めだけど、アメリカのデータ。
アメリカでは低脂肪乳のシェアが最も高い。
マクドナルドとかでミルクを頼むとまず2%。スーパーでも、成分無調整と低脂肪乳は値段の差があまりない。成分無調整の方が少しだけ(10%ぐらい?)高い。
一番需要のある低脂肪・脱脂乳を作るには、牛乳の脂肪分を取り除く必要がある。その時取り除かれた脂肪分がそのまま生クリームになる。だから、生クリームは脱脂プロセスの副産物なので、安い。
でも、日本では無調整乳が一般的(6〜7割)。
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なので、生クリームを作ったときにできる副産物の低・脱脂肪乳は安い。売れない低脂肪乳を作るという過程が必要なので、生クリームは高い。
要するに、無調整乳=生クリーム+低・脱脂肪乳で、日本では生クリームと無調整乳の需要が高いので価格が高くなり、低・脱脂肪乳が安くなる。アメリカでは低・脱脂肪乳の需要が最も高いので、比較的必要度が低い無調整乳と生クリームが日本に比べると安くなる。

もう一つ違う食材はベーコン。
日本ではベーコンは少し高かった(気がするだけ?)。でもアメリカでは一番安いもので$2/100gしない。そして種類もかなりある。普通のスーパーでも10以上も種類がある。
それに加えて、アメリカ人やカナダ人はベーコンが大好き。菜食主義者でもベーコンのにおいが好きな人がいるぐらい。
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(From http://bacontoday.com/17-mouthwatering-facts-about-bacon/)
↑⑰によると、アメリカ人は一人あたり平均で年間17.9ポンド(約8kg)のベーコンを食べているらしい。アメリカの人口は約3億人なので、総消費量はおよそ240万トン。年間で消費される豚肉は5530万トン(参考)なので、かなりの量。
それだけの需要があるので、種類も多く値段が安い。
そのベーコンに使われるのは豚の腹肉、ようするに豚バラ。
日本ではその豚バラは薄スライスや塊で売られ、未加工での値段も安くてたくさん食べられている。でも、(多分)その分ベーコンがあまり作られない。
アメリカでは豚バラはベーコンに使われる場合が多い。だから多分豚バラをスーパーではほとんど見かけないんじゃないかと思う。もしあったとしても、需要の高いベーコンを作るのに使われるから、値段も高い。

同じ食品が別の国では値段が違う理由が、食文化の違いと需要・供給の関係によるもの思うと面白い。
豚バラ食べたい。
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by tomo-hyo | 2013-10-21 20:01 | 食事
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